最善を選ぶこと

最善を選ぶ

穏やかな最期

最善を選ぶ

金木犀の香りのピークを過ぎた後、祖母はあちらの世界へ旅立ちました。

祖母の部屋に集まって、家族でいつものくだらない会話をしていた間でした。

家族が気がつかない間なんて、なんとも祖母らしく、穏やかな最期でした。

 

「最善を選ぶ」

最善を選ぶ,それでも生きていく

祖母は末期ガンでした。在宅医療を選択。

家族の負担を減らすため、できるだけ介護保険を利用。

訪問看護師やヘルパーさんなど、本当に色々な方たちに助けられました。

その中で、一人の女性訪問看護師さんが印象的に残りました。

その方は、どんな時も変わらず、毅然とした態度。

病院での介護と違い、在宅介護は家族にとって肉体的・精神的に(特に精神ですね)大きな負担になります。

介護の世話という体験を通して初めて分かったことでした。

そんな中でも、訪問看護師さんの一言でグッと心打たれた言葉がありました。

「最善を選ぶ」

この言葉に、人間の感情的なごちゃごちゃは一切入ってません。

もちろん感情は大切ですが、感情を入れすぎることで良いこともダメになってしまう場合があります。

介護に限らず、生きてると色々ある。

さらに心のゆとりがなくなると、どうしても人は感情的になってしまいます…。

両親、わたしも含め心がいっぱいいっぱいになっていた頃でした。

訪問看護師さんはこう言いました。

「○○さん。大変な時だとは思いますが…」

「その時、その時の最善を選ぶことです。」

 

それでも私たちは生きていく

それでも生きていく,最善を選ぶ

どんな人の死であれ、やっぱり悲しい。

それでもわたしたちは、これからも生きていかないといけない。

そう、生き切らなければいけない。

前を向いて、進んで。

この世界で、何かしら残すべきものがある。

そして…「最善を選ぶ」

この一言で、先の見えない霧混じりだった景色が、真っ直ぐ先が見え、生きる言葉の一つとして大切にしまっておこうと決めたのです。

在宅介護を選んだことで、医療従事者の方と濃く関われる、貴重な体験を祖母にさせてもらったと感謝しています。

おばあちゃん、ありがとうね^^

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