本多静六「私の財産告白」を何度も読んでしまう
お金本でじわっと有名な(?)本多静六「私の財産告白」
数年前、「お金貯めたい!」と本気で思い片っ端から”お金持ちになるには?系”(笑)の本を読み漁ってる途中に出会った本。
その中で「私の財産告白」は、ちょっと意味が分からなく軽く読んでおしまい。
あと、読んでいても楽しくなかったのです。
ただ、印象に残ったのは「収入より低い生活を送ること」でした。
そしてこの「読んでも楽しくない」がお金持ちに必要で重要なことだった。ということに数年後気づくのです。
本多式「四分の一」貯金
そこで、本多式「四分の一」貯金という方法があり、
わたし達夫婦は、給料が入ったら、給料の四分の一を強制的に貯金してしまうことにしました。
強制貯金法です。
【引用】
「あらゆる通常収入は、それが入ったとき、天引き四分の一をを貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む」法である。
これを方程式にすると、
貯金=通常収入×1/4+臨時収入×10/10
ということになる。
一、貧乏征伐と本多式貯金法
財形貯蓄で定期預金でもいいので
強制的に給料の四分の一を使えないようにしてしまう。
kindleで再読しました。
四分の一貯金法をすることで、
「収入が多くなれば多くなるほど生活水準が上がる」
を、したくてもできないことに気づきました。
あとストレスも少な目なので、頭の中から「常に節約」の言葉が薄れた気がします。
(節約はもちろん続けていく)
反対に残ったお金で生活をし、自分たちの実力はそこまで大きくない。
そんな、「気が大きくなるきっかけ」が消滅する。
岡本史郎/お金の現実:パーキンソンの法則
私の財産告白の解説に岡本史郎さんという、経営コンサルタント・税理士さんの存在を知りました。
何冊か出版されている書籍の「お金の現実」で、稼ぐけれどお金がたまらない人は、パーキンソンの法則にハマってしまってる人である。ということです。
この「パーキンソンの法則」を一度は聞いたことがあるかと思います。
節約しているつもりなのに、なぜだかお金が残らない――。
ただ、それは、仕方のないことなんだそうです。
個人の支出は所得に応じて増えてしまうだけではなく、所得を超える傾向がある。
だからローン会社が儲かるのですね…。
【引用】
C・N・パーキンソン(C.N.Parkinson)
1909年うまれ。官僚主義への皮肉を込めた著書「パーキンソンの法則」が有名。「かねは入っただけ出る」は、パーキンソンの第2法則として出版された。
P179 第四章●夢は捨てて、現実的に考える(おばあちゃんのふところ)
収入より低い生活を淡々と送る
今までの支出を振り返ると
本当にそれを手に入れることで人生が良くなったか?豊かになったか?というと、数えるくらいしかない。
多くは「未来への夢を見た結果、実力以上の支出をしていた」と感じることが多く、お金を貯めたいのに貯められないのは、現実を見ず夢を見ていた結果、だと感じます。
収入より低い生活を淡々と送ること。
それはパッとしない生活かもしれない。
実際、以前より生活は地味になり、パッとしなくなった。
だけど、これからも「本多式「四分の一」貯金」を続けて行こうと思う。
本多静六【私の財産告白】
岡本史郎【お金の現実】